種からズッキーニ栽培

 まだ2月ですが、関東は日に日に暖かくなり春が近づいてきました。こうなると種子を蒔きたい病が発症し、うずうずしてきますね。

今年も我が家はズッキーニを蒔きます。ズッキーニは実も美味しいですが、花も可憐で、大きな花は一つ咲いただけでも周囲を明るくしてくれる大好きな花です。


種まきの翌日から発根




2月12日に湿らせたキッチンペーパーに種子を蒔き、乾燥を防ぐためにラップをして、暖房をしない15〜20度の部屋に置きました。早い種は翌日には発根し、3日後には全てが発根しました。瓜系のお野菜は本当に発育が早いですね。


スポンジへ移植

すべての種が発根したところで、苗をスポンジへ移植しました。使用したのはキッチン用のメラミンスポンジで、3cm*3cm*4cmの大きさにカットし、真ん中に切り込みを入れて根を挟みました。スポンジはあらかじめ吸水しておき、苗を入れて更に下1cmほど腰水をして乾燥を防ぎます。



種まきから6日後には種の殻を脱ぎはじめ、大きな双葉が出てきました。引き続き家の中ですが置き場所を変えて、直射日光の当たる窓辺に移動しました。これからは太陽よりエネルギーを貰います。


本葉が出てきました

すくすく真っ直ぐ育ち、種まきから10日後には本葉も見えてきました。




頭が重くなってきました

種まきから12日後、本葉が大きくなるにつれ頭が重くなってきて、枝垂れてきました。




しばらく水耕栽培で育苗をしようと考えていたのですが、下の写真のように根っこの成長も想像以上に早いようです。これから本葉も増えていくので頭を支えるのに、そして根を張るのにも、もっとしっかりとした土台が必要そうです。


本来は、ここで庭先の花壇に定植したいところですが、まだ寒さがぶり返す可能性もあり、3月までは我慢します。


土に移植

種まきから12日目の本日、大きめのカップに土を入れて移植をしました。根を挟んでいたスポンジも一緒に土に植えました。既に根がスポンジ内に張っていたのと、スポンジが引き続き水分を蓄えてくれることにより土に根付くまで乾燥から守ってくれるかなと思います。




そして今日は初めて室内からベランダに出て、直射日光と風を楽しみました。昼間はベランダで外気温に慣れ、夜はまだしばらく室内に取り込みます。

3月になり、霜の危険がなくなってきたら、庭に定植する予定です。


室内育成とベランダ育成の違い


一方、下の写真も今回一緒に種まきしたズッキーニの苗ですが、発根した時点で土に植え、ベランダで育成中のものです。双葉の大きさは、室内育成苗の三分の二程度で、茎も短くずんぐりしています。まだ殻を被っているものもいます。大きな違いですね。




一見、室内で大きく育った苗の方が元気に見えますが、長期間でみると最初から寒さに当たっていた苗の方が丈夫だったりもします。双方の違いは今後現れてくると思い、見比べていくのが楽しみです。